この時期重宝する漢方薬の紹介
2015年01月12日
これは「かっこうしょうきさん」といいます。
私がこの薬方に出会ったのは、今から10年ほど前でしたが、私の古くからの知人で神戸の華僑の女性薬剤師がいました。
当時、彼女から中国北京同仁堂製の藿香正気散を戴いていました。この薬は、風邪で胃腸障害を患って下痢とか、嘔吐とかの時に使ったらなかなかよく効くよ、ということで私個人とか家族の胃腸障害を伴う風邪などの時には、必ず使用していました。
ある時には、子どもが急に吐き気を催して、その時はノロウィルスが流行っていましたのでおそらくはそれではないかと思いまして、早速その藿香正気散と五苓散を与え続けたところ、その後は嘔吐もなく、下痢も止まり元気になりました。う~んさすが。
それ以来、この薬が気に入って、下痢や嘔吐を伴った風邪などの時には、必ず使ってきて、かつ期待を裏切らない薬として、
私の愛用薬の一つです。また咳にも良いです。
当時は、まだ国産が出ていなかったのですが、この度小太郎漢方製薬から発売されて愛用しています。
この度の正月にも知人の女性から電話があり「主人が三回も続けて嘔吐をしたので、救急に電話したら待ち時間が長いと言われたんだけれど、どうしたらいい?」ということでしたので、以前買ってもらった、藿香正気散を確認し、最初は常用量の三倍量を飲んでもらうように伝えました。
あくる日に、電話があり、その薬を飲んで以後、吐き気も止まり、下痢もしなくなったということでした。その後常用量に切り替えて三日間飲んで終了となりました。その女性から、こんな薬があるのならもっと広く知ってもらった方がいいよ、ということでブログで紹介することにしました。
またこの薬は、流行時期には、前もってあらかじめ少しづつ飲んでいれば腸もしっかりしてくるようです。
当店では、特に子供さんをお持ちの方に、家庭の常備薬として、置いて戴いています。いざという時に役に立ちます。
この薬を知らない方は、一度使ってみて下さい。なかなか良い薬です。
これからは、こんな時にはこんないい薬とか、漢方薬の薬の選び方などをわかりやすく解説していくつもりです。
また、漢方の考え方を学びたいというグループの要請があり近々漢方教室が開かれます、さらに別に「病気なんかにならんとこ研究会」も開く予定です。この会は、我々を取り巻く環境の中で、食品や洗剤や添加物や化学薬品などを深く理解し、少しでも病気にならないような体作りをテーマに考えています。

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Posted by 漢方相談あうん堂薬局 at 21:00│Comments(0)
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