痛み その2 全身を襲った痛みについて
2015年11月19日
私が親しくして戴いている獣医の先生を突然襲った全身の痛みについてその経過を考えてみます。連絡が入ったのは、2014年の10月頃でした。「3月頃に両肩に痛みを感じて、その後徐々に下に降りてきて、背中、腰、膝と痛みがひどくなってきて、座ることもできない。これは大変だということで、大学病院に行き考えられる全検査をしたとのことでした。
結果としては、リウマチ反応が少し出たとのことでした。原因が特定されないまま、ステロイドが1日60mg投薬されたということでした。
原因もよくわからないままただステロイドだけを飲むというのも疑問に思われ、私のところに電話が入ってきました。
問診票を送って漢方的に偏りを見ました。すると、ひどい瘀血と気滞という結果が出てきました。
それで、血液の流れをよくするものとストレスを改善する漢方薬を送らせていただきました。
最初は強烈な痛みはとれたようだとの連絡が入りましたが、しばらく続けていくうちに、一進一退を繰り返すようになりました。
もう一度考察してみました。体の冷えを取る薬方がまだ飲まれていませんでしたので、それを追加しました。
それから様子を見てもらいました。大部痛みも取れて体を動かせるようになってきたとのことでしたが、
まだ残っていて芯の痛みはとれていないということでした。
このような場合には、漢方薬だけで対応するのは限界があると思い、薬草蒸しを勧めました。
薬草蒸しをするとした後薬草の臭いで、臭いのではないかと思われていたようですが、されることになりました。
薬草は当方でブレンドしたものを送りました。
心配していた臭いはなかなか良いにおいだったので、最初の内は一日二回入られました。日を重ねるごとにだんだんと痛みも和らいできて、
薬草蒸しを始めてから約半年くらいになるでしょうか、最後まで肩に残っていた痛みもすっかり取れたとの連絡が入りました。
彼はその後も欠かさずに一日一回は入っておられるそうです。
この経過を考えてみますと、血の滞りと気鬱と低体温がいかに体にとって悪いのかを示したものと思われます。
私は、この薬草蒸しの効果(薬草成分の経皮吸収と体温の上昇です)を期待して、いろいろな重い症状の方に利用しています。
現在、特に利用しているものに、「子宮頸がん」の一歩手前で手術を勧められている人に抗炎症の漢方薬とともに利用しています。
これの成果については、その方の手記とともに掲載させていただきたいと思っています。
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Posted by 漢方相談あうん堂薬局 at 21:00│Comments(0)
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