駆け込み情報その1 風邪のひき始め
2015年11月21日
漢方薬は慢性病に使うものであって、急性病に使っても余り効果がないと思っている人が時々おられますが、いえいえ決してそんなことはありませんよ。私も病院勤めの時は、抗生物質やその他の新薬に頼っていることが多かったので、退職する時には不安に思っていましたが、漢方薬をやり始めて、おやおや新薬よりはるかに良いではないかと思うようになってきました。私が現在漢方薬屋をやっているからそちらの肩を持っていると思われるでしょうが、そんなことはありません。自身の実体験ではっきりと比較できたからです。
素直な人は素直にとってください、そうでない人はそれなりにとってください。
急に体調が変化するのでは、まず風邪があります。私自身勤めている時には本当によく引きました。風邪の患者さんとお薬相談などをして
家に帰ってきてから、ゾクゾクっとして後体調がおかしくなるということが度々あって、俺はものすごく体力が落ちているなあーと思うことがありました。
その当時はすぐ抗生物質と短絡的に思っていました。熱が出たら解熱鎮痛剤、咳が出たら咳止め、鼻が垂れてきたら鼻水止めなんていうふうに次々と新薬を試していました。鼻水止めを飲んだ後は眠気が出てふらついていやもう大変でした。
しかもスッキリするまでには結構日にちがかかりました。
落ち着いたと思ったらまた引くという具合に年から年中すっきりしない状態で過ごしていました。今思えばストレスも相当かかっていたようですから。
で、漢方薬屋をやり始めてから、当然漢方を飲むことになるのですが、漢方薬の面白いところは、予防的にも飲めるということです。
風邪が流行り出したら、桂枝湯を熱くして飲む、消化器にくる風邪やノロが流行り出したらカッコウショウキ散というふうにあらかじめ前もって飲んでおくとそれ以上ひどくならない、というようなこともわかってきました。
それからは全く風邪を引か無い体になってきました。
最近では、すこし体調がおかしいなあーって感じたら薬草蒸しも利用しています。充分に温めて、たっぷりと汗を流せばすっきりします。
ということで、風邪の引き始めや、悪寒、咳、熱、気管支炎、鼻水、長引いた風邪、インフルーエンザにも漢方薬をお試し下さい。

この記事は2003(平成15年)12月8日の朝日新聞の記事です。参考にお読みください。

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