狭心症・心筋梗塞・心臓カテーテルを考える
2024年05月21日
参考書籍 脳と心臓の血管は丹参で蘇る(阿部博幸・路京華著・リヨン社刊)
漢薬の臨床応用
最近お客様から狭心症薬について尋ねられた。
その人は狭心症になられて病院でミニトロテープと飲み薬で硝酸イソソルビドというものを処方されているということなんですが、
あまり効かないのと浮腫みが出てくるので、薬の変更を依頼したということですがいっこうに変更してくれないのは何故なんだろうと質問された。
それはおそらく変更する薬が無いのだろう。
冠状動脈の狭窄部位を一時的に拡げるのがニトログリセリン錠であったり硝酸系のものなんだ。
その他ペルサンチン、ヘルベッサーアダラートなんて物もあるな~
しかし、ジェネリック薬品はどこのメーカーにしてもあまり変わりはない。
これらの硝酸系の血管拡張剤なんだけれども、確かに狭窄している部位を拡張する作用はある、しかし、
時間が来るとまた狭窄してくる、ただ狭窄と拡張の繰り返しだけなんだ。
しかし、いろいろ心臓について研究していくと、心筋に必要なのは酸素と栄養なんだ。
充分な酸素量と栄養を心筋に送ってやらねばならない、ただ拡張するだけではその機能を果たすには不充分のようだ。
さて、私の病院勤務時代にも狭心症から心筋梗塞になって亡くなっていった人を多く知っている、私の親父もそうだった。、
当時は中医薬学の勉強をしてなかったので、病院での治療では仕方ないのかなと思っていた。
しかし、漢方薬を学んでいくといろいろと別の見方があることが解ってきた。
私自身も冠状動脈のひとつに石灰が溜まっているということで、心臓カテーテルで石灰を取る手術をした経験がある。
放っておくと血液が行かなくなり心筋がやられる、狭心痛は無いので取り敢えず血液サラサラのアスピリン製剤を処方されたが、
こんな薬は怖くて飲めないなぁ~。
今解っているだけでもいろいろ副作用もあるし、ある文献によるとその内に血液がサラサラではなくてドロドロになるということだ。
ということで私は血液サラサラには田三七人参末を飲んでいる、これも血液サラサラの優れものだ。
では心臓に対してはどうしたらよいのか。何か漢方薬で良い物はないのか?
漢方薬は元々心筋に酸素を運ぶ作用があるといわれているがその中でも丹参は格別酸素を運ぶ作用に優れている。丹とは丹頂鶴の丹で赤い人参ということらしい。
これをしらべてみると、心筋に酸素を送る能力に優れているということが解った。
中国、台湾ではこの手の病気に必ずと言っていいほどこの生薬を使用している。
薬方名は冠心二号方という薬だ。現在狭心痛のある人は硝酸系の薬とこの漢方薬も飲まれることをお勧めします。
心臓だけではなしに脳血管にも働く優れものです。

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Posted by 漢方相談あうん堂薬局 at 19:00│Comments(0)
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